「キャンプに電化製品って本当に必要?」と思っているあなた。
一度使うとその快適さに驚くはずです。
調理や準備がぐっと楽になり、家族や友人との時間も増え、安心感が増します。
自然の中だからこそ、無理をせず“電気の力”を借りてみませんか?
この記事では、電化製品がキャンプにあると助かる理由と、実際に使えるおすすめアイテムをご紹介します。
なぜキャンプに電化製品が必要なの?

自然の中で過ごすキャンプですが、実は電気があることで安全性・快適性が格段にアップします。
寒暖差のある夜、暗いテントの中、小さなお子さん連れ——こうした場面で活躍するのが電化製品です。
ファミリーキャンプでは、小さなお子さんや高齢のご家族がいることも多く、不安や不便をできるだけ減らしてあげたいもの。
そんなときに、ポータブル電源と電化製品の組み合わせがとても役に立ちます。
ポータブル電源が活躍する具体的なシーン

電化製品を使いたいと思ったとき、キャンプ場にコンセントがないと困ってしまいますよね。
そんな時に頼りになるのが、どこでも電気が使えるポータブル電源。
ここでは、実際にキャンプで「あると助かる!」と感じる活用シーンをご紹介します。
寒暖差対策|電気毛布や扇風機が使える

春や秋、標高の高い場所にあるキャンプ場では夜が冷え込むことがあります。
電気毛布があれば、寒い夜でもぐっすり眠れて安心です。
暑い時期はテントの中でミニ扇風機を使うことで寝苦しさを解消できます。
どちらも低消費電力でポータブル電源との相性も抜群です。
調理が楽になる|調理家電で安全性がアップ

キャンプでの調理の際、すすで鍋や手が真っ黒になった経験がある方も多いのでは?
火を使わずにお湯を沸かしたり、調理ができる電子クッカーなどは、子どもがいても安心して使えます。
安全性が高く、準備や片付けの手間も少なくなるのが嬉しいポイントです。
子ども連れの不安を減らせる|照明・充電・保冷対策

夜間のトイレや移動にLEDライトがあれば安心です。
LEDライトなら小さな子どもがさわっても、火傷する心配もありません。
スマホの充電切れも防げますし、ポータブル冷蔵庫で食材や飲み物を安全に保管できるのは、大きな安心です。
災害・停電時にも兼用できる“防災道具”になる

キャンプ用としてだけでなく、防災用品としてポータブル電源を備えておく方も増えています。
地震や停電などの非常時にも、家電や照明が使えるという安心感は大きいです。
いざという時のために、普段のレジャーで使い方になれておくと良いですね。
キャンプ場の電源サイトとポータブル電源の違いとは?

キャンプで電化製品を使うなら、「電源サイト」と「ポータブル電源」のどちらを選ぶか迷いますよね。
どちらにもメリットがありますが、使い方やスタイルによって向き・不向きがあるんです。
ここでは、ポータブル電源利用とAC電源サイトの特徴をわかりやすく比べてみましょう。
予約不要・どこでも使える自由さ

電源付きキャンプサイト(ACサイト)は便利ですが、数が少なく予約が難しいこともあります。
また、AC電源1口では、延長コードなどを持参しないと複数の電気製品を使えない場合もあるでしょう。
ポータブル電源があれば、フリーサイトでも好きな場所で電化製品が使えます。
費用面でもお得になるケースも

ACサイトはサイト使用料のほかに、電源利用料が別途かかる場合もあります。
一方、ポータブル電源は初期投資こそあるものの、繰り返し使えるため、長期的に見ると経済的というメリットがあります。
両方あると最強。たとえばサイトで充電、テントで活用

電源サイトでポータブル電源を充電して、テント内で電化製品を使うといったハイブリッドな使い方も可能です。
これはベテランキャンパーにもよく見られるスタイル。
ポータブル電源をテント内で使用する事で、家にいるような快適な生活ができるでしょう。
ポータブル電源を選ぶポイントは?

ポータブル電源といっても、サイズや機能はさまざま。
どんな電化製品を使いたいかによって、選ぶべきタイプも変わってきます。
はじめて選ぶ方でも安心できるよう、チェックしておきたいポイントをご紹介します。
家電の「100V対応」は基本だけど注意点も

ほとんどのポータブル電源は、家庭用と同じAC100V出力に対応しています。
そのため、電化製品も基本的にはそのまま使えます。
ただし、電子レンジやドライヤーなど、家庭用の中には1000Wを超える高出力機器もあり、ポータブル電源の定格出力では動作しないことがあります。
また、製品によっては「擬似正弦波出力」のモデルもあり、モーターを使う家電(冷蔵庫やポンプなど)が正常に動かない場合があります。
キャンプで安心して使いたい場合は、「純正弦波出力」のポータブル電源を選ぶのがおすすめです。
キャンプで使いたい電化製品の「消費電力」を知ろう

電化製品を使うには、まずその消費電力(W)を確認しましょう。
消費電力が高すぎると、ポータブル電源では動かないこともあります。
使いたい電気製品の消費電力を、あらかじめ取扱説明書等で調べておきましょう。
取扱説明書を失くしてしまった時は、メーカーのホームページで確認できる場合があります。
ポータブル電源の出力と容量の目安

電気毛布やライト、スマホ充電程度なら300W前後で十分でしょう。
IHコンロや冷蔵庫を使いたい場合は、1000W以上、容量も500Wh以上が安心です。
ポータブル電源は、容量が大きくなると重量が重くなります。
持ち運びのしやすさと、使いたい電化製品を考えたうえで選ぶのがよいでしょう。
ファミリーキャンプにおすすめのポータブル電源モデルは?

家族で1泊~2泊するなら、1000W前後・700Wh以上あるモデルが最適です。
ソーラーパネルで充電可能なモデルを選ぶと、途中でバッテリー切れになる心配も減り、快適に過ごせます。
👉主なブランドのおすすめモデル
- Jackery 1000 Plus|操作簡単で初心者にも扱いやすい
- Anker Solix C1000|急速充電対応で忙しい朝にも便利
- EcoFlow RIVER 2 Pro|軽量&スマホアプリ連携も可能
- BLUETTI AC180|大容量・高出力で調理家電にも対応
ファミリーキャンプ向け電化製品おすすめ10選

キャンプ向けにおすすめの電化製品を10アイテムご紹介します。
ポータブル電源と組み合わせて使いやすい製品ばかりです。
スマホ・タブレット|写真をとったりテント内で音楽を聴くことも可能

キャンプでもスマホやタブレットは大活躍。
写真を撮ったり、天気をチェックしたり、音楽を流してリラックスするのにも欠かせません。
でも、バッテリー切れは不安……そんなときこそ、超小型のポータブル電源が便利です。
・Jackery(ジャクリ)Explorer100Plus
わずか1.25kgの超軽量ながら、容量99Whでスマホやライトの充電にぴったりのモデルです。USB-Cポートを2口搭載しており、キャンプやバックアップ用にも最適な“手のひらサイズのポータブル電源”です。
電気毛布|夜間の冷え込み対策に。低電力で長時間使える

キャンプでは夜間の気温が大きく下がることがあり、特に春・秋や標高の高い場所では寒さ対策が重要です。
電気毛布があれば、寝袋だけでは足りない保温力を補い、ぐっすり眠れる環境を作ることができます。
冷えは地面からくるため、敷毛布がおすすめです。
・山善洗える敷毛布YMS-13
寒い季節の夜に最適な電気敷毛布。体を芯から温め、快眠をサポートします。消費電力の目安は約55W。
セラミックヒーター|朝晩の寒さ対策。瞬時に暖かくなる

朝晩の気温差が大きいキャンプ場では、起きたときや就寝前の寒さがつらく感じることがあります。
セラミックヒーターはスイッチを入れてすぐに暖かくなるため、短時間でテント内を快適にしてくれます。
・スリーアップ CH-T2232
人感センサー付きのコンパクトヒーター。朝晩の冷え込み対策に効果的です。消費電力は最大800W。
LEDランタン|テント内でも安全。夜間の移動や読書にも

キャンプ場の夜は真っ暗になるため、足元や周囲が見えにくくなりがちです。
LEDランタンがあれば、テント内の明かりとして安全性を高め、夜間の移動や読書なども快適に行えます。
・ジェントス EX-136S
明るく照らして安心感を与えてくれるランタン。調光機能付きで便利。消費電力の目安は約3~5W。
ミニ扇風機|夏場の熱中症対策に便利。静音タイプが快適

夏のキャンプではテント内が蒸し暑くなり、熱中症のリスクが高まることもあります。
ミニ扇風機があれば空気を循環させて涼しく保ち、就寝時も快適に過ごせます。
・KEYNICE 卓上USBファン
夏の暑さ対策に活躍するUSB扇風機。コンパクトでも風量はしっかり。消費電力は約5W。
電気クッカー|安全性が高く、火を使わずに調理できる

火気の扱いが制限されるキャンプ場や、小さなお子さんがいるファミリーには、調理中の安全性が特に重要です。
電気クッカーなら火を使わずに煮込みや温めができ、ポータブル電源と組み合わせればどこでも手軽に調理が楽しめます。
・SOTOMOスタッキングクッカー ASC-700
鍋とフライパンがセットになっており、直火にも対応。本体は鍋の中にすっぽり収まり、収納ベルト付きで持ち運びも簡単。消費電力は800W。
キャンプでホットプレートを使いたい場合は、使用するポータブル電源の「定格出力」がホットプレートの消費電力を上回っている必要があります。
一般的な家庭用ホットプレートの消費電力は、だいたい1300W〜1500Wが主流。
出力が足りないと、電源が落ちたり動作しなかったりするので注意が必要です。
たとえば、大容量のJackery ポータブル電源 2000 Newなら、消費電力1400Wのホットプレートを約1.5時間使用できます。
ポータブル冷蔵庫|食材や飲み物の鮮度キープ

暑い季節のキャンプでは、食材の傷みや飲み物のぬるさが気になるものです。
ポータブル冷蔵庫があれば、クーラーボックスよりも安定した冷却ができ、鮮度やおいしさをしっかり保てます。
・BougeRV CRPRO20
食材や飲み物を保冷できるコンパクト冷蔵庫。AC/DC両対応。消費電力は約45~60W。
小型炊飯器|温かいご飯を手軽に

キャンプで炊きたてのご飯が食べられると、食事の満足感がぐんと高まります。
小型炊飯器なら手軽に1〜3合炊けるので、他の調理をしながらでも温かいご飯を簡単に用意できます。
・アイリスオーヤマ RC-IK30-B
炊きたてのご飯がキャンプで楽しめる小型炊飯器。タイマー付きで便利。消費電力は約475W。
少人数キャンプなら、さらに小さく持ち運び便利なライスクッカーもおすすめ。
ネットショップでは、ランキング上位、レビューも高評価の商品です。
・山善ミニライスクッカーYJE-M150(B)
0.5合~1.5合の少量炊きに対応したコンパクトなマイコン式ライスクッカー。軽量で持ち運びやすく消費電力は200W。黒だけでなく、3色展開なのもおしゃれ。
USB充電器|スマホやタブレットの電源確保で安心

キャンプ中もスマホやタブレットは地図確認や情報収集、緊急連絡に欠かせないアイテムです。
USB充電器があれば複数の機器を同時に充電でき、安心してアウトドア時間を楽しめます。
・Anker PowerPort 4
スマホやタブレットを同時に急速充電できる便利な4ポート充電器。USB出力は最大40W(1ポート最大2.4A)。
電動エアポンプ|マット・浮き輪・エアベッドの空気入れに最適

キャンプで使うエアマットや浮き輪、エアベッドは、手動で空気を入れるとかなりの労力がかかります。
電動エアポンプがあれば、短時間で簡単に空気の出し入れができ、設営や片付けの負担を大幅に減らせます。
・FLEXTAILGEAR Tiny Pump 2X
空気入れ・抜きができるコードレスポンプ。軽量でどこでも使える。消費電力は約10W程度。
これらの電化製品を活用することで、キャンプの快適性が格段に向上します。
キャンプで電化製品を使うならポータブル電源は必須!

どんなに便利な電化製品を持っていても、電源がなければ使えません。
特にホットプレートやIHコンロなどの高出力家電は、ポータブル電源の定格出力が足りないと動作しないこともあります。
「せっかく持ってきたのに使えなかった……」と後悔しないためにも、使いたい家電の消費電力を事前に確認し、それに合ったポータブル電源を用意しておくことが大切です。
電化製品にあったポータブル電源があれば、家電の使用はもちろん、スマホの充電や照明、防寒対策まで幅広くカバーでき、キャンプの快適さが格段にアップします。
まとめ|キャンプにこそひとつあると安心なポータブル電源

キャンプに電化製品を取り入れることで、調理や照明、防寒対策がぐっと楽になり、自由な時間が増えます。
こだわりたいところは手間を楽しみつつ、それ以外は電気の力で効率よく——そんなバランスが、今のキャンプスタイルにぴったりです。
ポータブル電源があれば、どのサイトでも電気が使えて、災害時にも役立つ頼もしい存在に。
はじめてのキャンプでも、買い足しにも、あなたに合った1台を選べば、キャンプがもっと快適で自由になります。
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