アウトドアや防災用に人気のポータブル電源。中でもJackery(ジャクリ)は、さまざまなポータブル電源を展開しています。
「1000」「1000 Pro」「1000 Plus」「1000 New」…とモデルが多くて、どれが自分に合っているのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか?
この記事では、Jackery 1000 Proと他の1000シリーズ3機種の違いをわかりやすく解説と、AnkerやEcoFlowなどの人気メーカーとも比較しながら、それぞれの特徴や選び方のポイントを詳しくご紹介します。
Jackeryポータブル電源1000シリーズ紹介

Jackeryのポータブル電源1000シリーズは、アウトドアや防災、日常の電源確保に最適なモデルが揃っています。
下記に各モデルの特徴をまとめました。
Jackery ポータブル電源 1000

- バッテリータイプ:三元系リチウムイオン電池
- 容量・出力:1002Wh / 定格出力1000W
- 充電時間:ACコンセントで約7.5時間
Jackery ポータブル電源 1000は、シンプルで使いやすい設計で、基本的な電源確保に適しています。
Jackery ポータブル電源 1000 Pro

- バッテリータイプ:三元系リチウムイオン電池
- 容量・出力:1002Wh / 定格出力1000W
- 充電時間:ACコンセントで約1.8時間
Jackery ポータブル電源 1000 Proは、軽量で持ち運びやすく、アウトドアや非常時の電源確保に適しています。
Jackery ポータブル電源 1000 Plus

- バッテリータイプ:リン酸鉄リチウムイオン電池
- 出力:1264Wh / 定格出力2000W
- 充電時間:ACコンセントで約1.7時間
Jackery ポータブル電源 1000 Plusは、最大3つの追加バッテリーで容量を1.2kWhから5kWhまで拡張可能で、ChargeShield技術により高速かつ安全な充電を実現しています。
Jackery ポータブル電源 1000 New

- バッテリータイプ:リン酸鉄リチウムイオン電池
- 容量・出力:1070Wh / 定格出力1500W
- 充電時間:ACコンセントで約1.8時間
Jackery ポータブル電源 1000 Newは、軽量・コンパクト設計でありながら高出力を実現し、UPS機能も搭載、停電時のバックアップ電源としても活躍します。
Jackeryポータブル電源1000シリーズの機能比較

Jackery | 1000 | 1000 Pro | 1000 Plus | 1000 New |
---|---|---|---|---|
バッテリー容量 | 1002Wh | 1002Wh | 1264Wh | 1070Wh |
定格出力 | 1000W | 1000W | 2000W | 1500W |
最大出力 | 2000W | 2000W | 4000W | 3000W |
バッテリー(サイクル数) | 三元系リチウムイオン(500回) | 三元系リチウムイオン(1000回) | リン酸鉄リチウムイオン(4000回) | リン酸鉄リチウムイオン(4000回) |
充電時間(AC) | 約7.5時間 | 約1.8時間 | 約1.7時間 | 約1.7時間(緊急モード約1時間) |
アプリ対応 | × | × | ○ | ○ |
サイズ | 約332×233×243mm | 約340×262×255mm | 約356×260×283mm | 約327×224×247mm |
重量 | 約10.6kg | 約11.5kg | 約14.5kg | 約10.8kg |
それぞれの違いを比較してみました。
Jackery 1000とJackery 1000 Proの違い

Jackery 1000は旧モデルで、基本性能を備えたエントリーモデルです。
Jackery 1000 Proはその進化版で、同じ容量ながら充電時間の大幅な短縮と操作性が良くなっています。
充電時間が大きく異なり、1000はAC充電に約7.5時間かかるのに対し、1000 Proは約1.8時間で完了。
LEDライト搭載やディスプレイの見やすさなどもProの方が洗練されており、ポート数や耐久性、冷却性能など細部でもProモデルの方が高性能です。
つまり、1000 Proは旧モデルの性能を引き継ぎつつ、利便性を大きく強化した上位互換モデルです。
Jackery 1000 Plus と1000 Newの違い

どちらも最新のリン酸鉄リチウムバッテリーを採用し、安全性と長寿命を実現していますが、用途や拡張性に違いがあります。
1000 Plusは、最大5kWhまで拡張できる拡張バッテリー対応モデルで、長時間使用や大容量が必要な方に適しています。
1000 Newは、より軽量・コンパクトで持ち運びやすさを重視したモデルで、UPS機能も搭載されており、停電時のバックアップ電源としても使用でき便利です。
拡張性と高出力を重視するなら1000 Plus、日常使いや防災用途にコンパクトさを求めるなら1000 Newがおすすめです。
Jackery 1000 Proと2000 Proの違い

1000 Proと2000 Proはシリーズ名こそ似ていますが、用途と性能が大きく異なる別カテゴリのモデルです。
容量が倍以上異なり、1000 Proは1002Wh、2000 Proは2160Whと大容量。
出力も1000W(1000 Pro)に対して、2200W(2000 Pro)とパワフルで、電子レンジや電気ケトルなど高出力機器も安心して使えます。
サイズと重さは2000 Proの方が大きくなりますが、その分業務用やキャンピングカーなど本格的な電源供給に対応しています。
つまり、手軽に持ち運べる万能モデルが1000 Pro、本格的な電源供給が求められる環境には2000 Proが適しているといえるでしょう。
次は、各メーカーとの比較です。
Jackery 1000 ProとAnker Solix C1000を比較

Jackery 1000 ProとAnker Solix C1000は、どちらも1kWhクラスのポータブル電源として人気の高いモデルです。
下記に両製品の主な違いを比較し、それぞれの特徴をまとめました。
Jackery 1000 Pro | Anker Solix C1000 | |
バッテリー容量 | 1002Wh | 1056Wh |
定格出力/瞬間出力 | 1000W/2000W | 1800W/2400W |
バッテリー(サイクル数) | 三元系リチウムイオン(約1000回) | リン酸鉄リチウムイオン(約3000回) |
充電時間 | 約1.8時間 | 約58分 |
容量拡張 | 不可 | 最大2112Wh |
ポート構成 | AC×3、USB-A×2、USB-C×2、シガーソケット×1 | AC×6、USB-A×2、USB-C×2、シガーソケット×1 |
サイズ | 約340×262×255mm | 約376×205×267mm |
重量 | 約11.5kg | 約12.9kg |
公式サイト | Jackery公式サイト | Anker公式サイト |
Jackery 1000 Proは、コンパクトで扱いやすく、アウトドアや災害時のシンプルな電源供給にぴったりで、Anker Solix C1000は、高い拡張性とパワフルな出力性能を備え、多用途な電力ニーズに柔軟に対応できると言えます。
Jackery 1000 ProとEcoFlow DELTA 3を比較

Jackery 1000 ProとEcoFlow DELTA 3 Plusは、どちらもポータブル電源として人気の高いモデルですが、それぞれに特徴があります。
下記に両製品の主な違いをまとめました。
Jackery 1000 Pro | EcoFlow DELTA 3 | |
バッテリー容量 | 1002Wh | 1,024Wh |
定格出力/瞬間出力 | 1000W/2000W | 1500W/2000W |
バッテリー(サイクル数) | 三元系リチウムイオン(約1000回) | リン酸鉄リチウムイオン(約4000回) |
充電時間 | 約1.8時間 | 約56分 |
容量拡張 | 不可 | 最大5,120Wh |
ポート構成 | AC×3、USB-A×2、USB-C×2、シガーソケット×1 | AC×6、USB-A×2、USB-C×2、シガーソケット×1 |
サイズ | 約340×262×255mm | 約398×200×284mm |
重量 | 約11.5kg | 約12.5kg |
公式サイト | Jackery公式サイト | EcoFlow公式サイト |
Jackery 1000 Proは、軽量で持ち運びやすく、基本的な電源確保に適しており、EcoFlow DELTA 3は、高速充電・容量拡張性・バッテリー長寿命など高性能なモデルです。
用途によって、選ぶと良さそうです。
Jackery 1000 ProとBLUETTI AC180を比較

Jackery 1000 ProとBLUETTI AC180は、どちらも高性能なポータブル電源として支持がありますが、それぞれに特徴があります。
下記に両製品の主な違いをまとめました。
Jackery 1000 Pro | BLUETTI AC180 | |
バッテリー容量 | 1002Wh | 1,152Wh |
定格出力/瞬間出力 | 1000W/2000W | 1800W/3600W |
バッテリー(サイクル数) | 三元系リチウムイオン(約1000回) | リン酸鉄リチウムイオン(約3500回) |
充電時間 | 約1.8時間 | 約1.3時間 |
容量拡張 | 不可 | 最大4,224Wh |
ポート構成 | AC×3、USB-A×2、USB-C×2、シガーソケット×1 | AC×4、USB-A×4、USB-C×1、シガーソケット×1 |
サイズ | 約340×262×255mm | 約340×247×317mm |
重量 | 約11.5kg | 約16kg |
公式サイト | Jackery公式サイト | BLUETTI公式サイト |
Jackery 1000 Proは、操作がしやすく日常的な電力補助やキャンプなどの屋外活動にも最適で、BLUETTI AC180は、ハイパワー設計と安定性に優れ、停電対策や電力消費の大きい家電製品にも安心して使える実用重視の一台と言えます。
Jackery 1000シリーズの中でどれを買うべきか

それぞれのモデルにはメリットがあり、使う目的によって最適な選択が異なります。
各モデルの特徴と、どんな方にどのモデルが合っているかをご紹介します。
Jackery 1000は、価格重視でシンプルな機能があればOKな方におすすめ

Jackeryの1000シリーズの基本モデルです。
容量は1002Whで、定格出力1000W(最大2000W)と一般的なアウトドア用途には十分なスペックを備えています。
液晶画面や充電速度はやや旧式ですが、その分コストパフォーマンスは高く「まずは1台試してみたい」というライトユーザーにぴったりです。
Jackery 1000 Proは、充電スピードや安全性を重視するアウトドア上級者に最適

Jackery 1000と同じく容量は1002Whですが、1000 Proは急速充電(AC入力約1.8時間)に対応し、BMS(バッテリーマネジメントシステム)も強化されています。
ディスプレイも見やすくなっており、全体的に使い勝手も良く、車中泊やキャンプ、日常的な防災対策としても活躍する、バランスの取れたモデルです。
Jackery 1000 Plusは、長寿命バッテリーと容量拡張性が魅力で防災や長期利用を考える方に

容量が1264Whとやや大きく、別売りの拡張バッテリーを組み合わせることで最大5048Whまで増設可能です。
出力も2000W(最大4000W)と高く、パワフルな家電も安心して使えます。
バッテリーには長寿命なリン酸鉄リチウム(LiFePO₄)を採用し、サイクル寿命は約4,000回と多く、多用途に活躍できる最上位モデルです。
Jackery 1000 Newは、軽量・高出力のいいとこどりで持ち運びと使いやすさを重視する方に

最新モデルで、容量は1070Wh、出力は1500W(最大3000W)と、これまでの1000シリーズを上回る性能を備えながら、本体重量は約10.8kgとシリーズ中で最軽量クラス。
約20%の小型化により携帯性が大きく向上しています。
バッテリーはリチウムイオン電池を採用し、約10年の使用を想定した設計で、容量拡張やアプリ連携といった上位モデルの機能はありませんが、その分シンプルで使いやすいです。
キャンプ・車中泊・防災用など、幅広いシーンに対応できる“コスパ重視”のスマートモデルです。
まとめ

ここまで、Jackeryのポータブル電源1000シリーズを中心にご紹介してきました。
軽さと扱いやすさを求めるなら「1000 Pro」、長寿命や容量拡張を重視するなら「1000 Plus」、コスパを重視したいなら「1000」や「1000 New」が選択肢になります。
そして、AnkerやEcoFlowと比べても、Jackeryの安心感や使いやすさは大きな魅力。
用途やライフスタイルに合った1台を見つけて、アウトドアや災害時の電源確保に備えましょう!
コメント