BLUETTI(ブルーティ)は、コンパクトながら高性能で人気のポータブル電源。
アウトドアや災害時の備えとして、「BLUETTI EB70S」は多くのユーザーに選ばれたモデルです。
近年、より高機能な「AC70」や、他ブランドからも魅力的な製品が次々登場し、どれを選べばいいの?と迷う方も多いはず。
この記事では、EB70SとAC70の違いを中心に比較し、Jackery・Anker・EcoFlowといった人気ブランドとの違いもあわせてご紹介します。
BLUETTI EB70Sとは

「BLUETTI EB70S」は、容量716 Wh・出力800 W(最大1400W)のポータブル電源です。
軽量コンパクトながら、2 500回以上の充放電サイクルのLiFePO₄(リン酸鉄リチウム)バッテリーを採用。
保護機能も搭載しており、過負荷や湿気などの異常を検知した際は、自動で停止するなど優れています。
安全性を実現しているポータブル電源と言えるでしょう。
下記からは、他のポータブル電源と比較しながら、特徴を確認していきます。
BLUETTI EB70SとAC70を比較

まずは、BLUETTI EB70SとAC70を比較しました。
BLUETTI EB70S | BLUETTI AC70 | |
容量 | 716 Wh | 768Wh |
容量拡張 | 不可 | 最大2,816Wh |
出力(最大) | 800W(1400W) | 1000W(2000W) |
電池 | リン酸鉄リチウム | リン酸鉄リチウム |
サイクル | 約2500回 | 約3000回 |
充電時間 | 3.75時間 | 1.5時間 |
出力ポート | AC×4 USB‑C×2 USB‑A×2 シガーソケット×1 DC×2 | AC×2 USB‑C×2 USB‑A×2 シガーソケット×1 DC×1 |
重量 | 約9.7 kg | 約10.2kg |
サイズ | 320× 216 × 221mm | 310×210×256mm |
公式サイト | EB70Sを見る | AC70を見る |
EB70Sは、USB-Cやワイヤレス充電などの出力ポートが豊富で、小型家電やパソコンの電源としても安心なのと、9.7kgと軽量で持ち運びやすさも魅力です。
AC70は、768Whの容量と1,000W(最大2,000W)の出力を備え、家庭用のバックアップや電動工具にも対応できる高性能モデルです。
急速充電に対応し、約45分で80%まで充電可能。UPS機能やアプリ操作、バッテリー拡張にも対応しており、将来性の高い一台と言えます。
AC70は、EB70Sのバージョンアップした製品で、容量拡張ができたり、充電サイクルも増えています。
BLUETTI EB70SとJackery ポータブル電源 708を比較

BLUETTI EB70Sと容量が同等のJackery ポータブル電源 708を比較しました。
どんな違いがあるのでしょうか。
BLUETTI EB70S | Jackery ポータブル電源 708 | |
容量 | 716 Wh | 708Wh |
容量拡張 | 不可 | 不可 |
出力(最大) | 800W(1400W) | 500W(1000W) |
電池 | リン酸鉄リチウム | 三元系リチウム |
サイクル | 約2500回 | 約500回 |
充電時間 | 3.75時間 | 5時間 |
出力ポート | AC×4 USB‑C×2 USB‑A×2 シガーソケット×1 DC×2 | AC×2 USB‑C×1 USB‑A×2 シガーソケット×1 |
重量 | 約9.7 kg | 約6.8kg |
サイズ | 320× 216 × 221mm | 300×192×191mm |
公式サイト | EB70Sを見る | Jackery 708を見る |
Jackery ポータブル電源 708は、708 Whの容量を、軽量6.8 kgボディに収め、携帯性を最優先したモデル。
スマートフォンやノートパソコンなどの充電が中心で、とにかく軽くてアウトドアなどに気軽に持ち出したい人向けです。
充電時間が、BLUETTI EB70Sは3.75時間、Jackery ポータブル電源 708は5時間と差があります。
また、採用している電池が異なるので、放充電サイクルが約2000回もの差があり、ポータブル電源の使用目的の違いが明確です。
BLUETTI EB70Sの方が、アウトドアや災害・停電対策向けと言えるでしょう。
BLUETTI EB70SとAnker Solix C800を比較

BLUETTI EB70Sと電池が同じAnker Solix C800を比較しました。
こちらもどのような違いがあるのでしょうか。
BLUETTI EB70S | Anker Solix C800 Portable Power Station | |
容量 | 716 Wh | 768Wh |
容量拡張 | 不可 | 不可 |
出力(最大) | 800W(1400W) | 1200W(1600W) |
電池 | リン酸鉄リチウム | リン酸鉄リチウム |
サイクル | 約2500回 | 約3000回 |
充電時間 | 3.75時間 | 58分 |
出力ポート | AC×4 USB‑C×2 USB‑A×2 シガーソケット×1 DC×2 | ACポート×5 USB-C×2 USB-A×2 シガーソケット×1 |
重量 | 約9.7 kg | 約10.5kg |
サイズ | 320× 216 × 221mm | 371×205×250mm |
公式サイト | EB70Sを見る | Solix C800を見る |
Anker Solix C800は、出力と急速充電を重視し、UPS機能やキャンプライト、アプリ操作など付加価値も充実しています。
BLUETTI EB70SとAnker Solix C800、どちらもアウトドアや災害対策向けではありますが、中容量帯ながら、1000W以上をを安定して出力できるパワフルな一台は、Anker Solix C800の方です。
機能も程よく備えており、コンパクトサイズがいい方は、BLUETTI EB70Sの方がいいかもしれません。
BLUETTI EB70SとEcoFlow RIVER 2 Proを比較

BLUETTI EB70Sと出力が同等のEcoFlow RIVER 2 Proを比較しました。
こちらも違いを見ていきましょう。
BLUETTI EB70S | EcoFlow RIVER 2 Pro | |
容量 | 716 Wh | 768Wh |
容量拡張 | 不可 | 不可 |
出力(最大) | 800W(1400W) | 800W(1600W) |
電池 | リン酸鉄リチウム | リン酸鉄リチウム |
サイクル | 約2500回 | 約3000回 |
充電時間 | 3.75時間 | 70分 |
出力ポート | AC×4 USB‑C×2 USB‑A×2 シガーソケット×1 DC×2 | AC×4 USB‑C×1 USB‑A×3 シガーソケット×1 DC×2 |
重量 | 約9.7 kg | 約8.25kg |
サイズ | 320× 216 × 221mm | 270×260×226 mm |
公式サイト | EB70Sを見る | RIVER 2 Proを見る |
EcoFlow RIVER 2 Proは、ACコンセント充電が70分と比較したポータブル電源の中でも高速です。
また、アプリと連携ができ、スマートフォンでの操作が可能。
BLUETTI EB70Sは、スマートフォン操作などは対応していないので、近代的なものを取り入れたい方は、EcoFlow RIVER 2 Proの方がいいかもしれません。
BLUETTI EB70Sはどこで購入できるのか

BLUETTI EB70Sは、高いコストパフォーマンスと機能性から人気を集めていましたが、現在はメーカー公式サイトや主要なECサイトでは終売となっています。
そのため、現在EB70Sの購入を検討している方には、機能性・性能ともに進化した後継機「BLUETTI AC70」をおすすめします。
AC70は、出力1,000W(最大2,000W)・高速充電・UPS機能など、EB70Sを上回るスペックを備えており、より幅広いシーンで活用できるモデルです。
ぜひ、公式サイトを見てみてくださいね。
まとめ

ここまで、BLUETTI EB70Sと後継機のAC70、JackeryやAnker、EcoFlowといった他社の同クラス機種とも比較しながら、特徴をを解説してきました。
BLUETTI EB70Sが終売となってしまったのは残念ですが、AC70はEB70Sを進化させたポータブル電源です。
より快適で安心できる電力環境を整えるためにも、比較表を見直していただき、ポータブル電源の候補にAC70も入れてみてください。
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